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越前/無名異

六古窯(常滑・信楽・備前・丹波・越前・瀬戸)の一つに数えられる越前焼は平安末期から須恵器の流れを汲んで発達しました。
あたたかみのある土味、薪の灰でできた自然釉が越前焼の魅力です。

文政年間(1818~1829)頃、7代伊藤甚兵衛が、佐渡島の金山から掘り出される「無名異」(酸化鉄を含む赤い土)を素地土に混ぜて、茶器や酒器などを焼きはじめたといわれます。
これはとくに釉薬を掛けなくても赤く焼き上がるのが特徴で、これこそが現代にまで継承されている無名異焼の興りでした。
明治になって、試行錯誤の末に高温で焼締めた本焼の無名異焼が完成しました。
「無名異焼」の名が定着したのも、この頃からだといわれています。

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